GI、グループワン。一番上の競走の、帯だ。賞金と、名誉と、繁殖の価値。ただしGIと一括りにすると、皐月賞と、有馬記念が、同じ話になる。ならない。

春のクラシックは、三歳の、距離の階段。皐月、ダービー、菊花。秋は、古馬も混ざる舞台、短い距離の頂点、長く走る頂点。季節で、顔ぶれが変わる。

GIは、強いレースの印だ。ただし、どの世代の、どの季節かを添えて初めて、物語になる。

牝馬のGI、短距離のGI。番組は、適性ごとに、頂点を置いている。全部を、同じ重さで見なくていい。自分が追う物語を、一つ決める。

海外のGI、日本のGI。交流の年は、時計も、脚質も、別の風が入る。中継を見るとき、今、どの頂点かを見る。解説の熱が、そこで分かる。

GIの日は、競馬が、スポーツの祭に近づく。祭の前に、世代と季節。この二つを添えると、帯の意味が、具体になる。