1200メートルと、3000メートルは、同じ走る、ではない。短距離は、加速と、位置取り。長距離は、呼吸と、最後に残っているか。適性が違う。万能に見える馬も、どこかに、得意の幅がある。

血統と、走り方と、騎手の判断。距離を延ばして勝つ馬、縮めて勝つ馬。番組の階段は、その実験の場でもある。予想では、前走の距離との差を見る。

速い馬、ではない。どの距離で、速いかだ。

マイル、中距離。あいだのゾーンは、頭数が多く、争いが濃い。クラシックの多くも、このあたりにいる。短距離の専門家と、ステイヤーは、別の才能として褒めてよい。

時計の比較は、距離が違うと、意味が薄れる。秒数の速さは、距離の関数だ。速い、という言葉を、メートル付きにする。

レースを選ぶとき、距離の欄を、馬名より先に見る。適性の地図は、芝ダートの次に、この軸だ。二つ揃うと、番組表は、急に読める。