中央の競馬場は、それぞれ、形が違う。東京は、広い、直線が長い、という語り。中山は、小回り、坂、冬のGI。阪神は、内と外、季節で、印象が変わる。全部を断面図にする必要はない。三つ、性格を持つ。
右回り、左回り。直線の長さ、坂の位置。脚質、先行か、差しが、ここで生き死にする。前走の勝ちが、別の場で再現されないのは、馬が落ちたからとは限らない。試験が変わった。
同じ距離でも、右回りと、直線の長さで、別の試験になる。
地方の場、海外の場。さらに癖は増える。最初は、よく見る中継の、主場だけでよい。現地に行くと、直線の長さは、数字ではなく、風になる。
開催の週、馬場の造作。同じ東京でも、週で時計が変わる。コース名は、固定の性格と、その日の状態の、掛け算だ。
番組表の、場の名前を、地名として読む。東京、中山、阪神。三つ言えれば、コースの話は、もう抽象ではない。
