ゴルフには、ハンディキャップという、少し不思議な数字がある。上手い人ほど小さく、これから伸びる人ほど大きい。コースの難しさを加味して、自分の平均的な実力を示す。
コンペでネットスコアという言葉が出るのは、この数字のおかげだ。グロスが実際の打数、ネットがハンデを引いたあと。上手い人だけが勝つゲームにしないための、社交の装置でもある。
ハンデは弱さの印ではない。違う実力の人が、同じ試合をするための言語だ。
公的なハンデは、所定のラウンドと、登録が要る。自己申告の「だいたい20」とは、別物だ。それでも、自分は今どのあたりか、という感覚を持つことは、練習の目標になる。
数字が下がることだけが、ゴルフの喜びではない。ただし数字があると、昨日より今日、が可視化される。tashinamiが検定でやることも、ジャンルは違えど近い。実力を、一度、外の尺度にする。
上手い人に「ハンデいくつ」と聞くのは、失礼というより、地図を聞いている。答えられる人は、自分のゴルフを、ある程度客観視できている。
