ティーショットが曲がっても、寄せが上手いとカードはまとまる。バンカー、ラフ、グリーンエッジ。短い距離の判断が、アマチュアの差になりやすい。
バンカーは、砂を打つ。ボールの手前の砂を飛ばして、間接的に出す。恐れてすくい上げると、逆に残る。グリーンは、速さと、傾斜。ラインを読む、という言葉は、水が流れる方向を想像することに近い。
スコアは、ティーショットより、グリーンの周りで静かに決まる。
ピンを狙うか、大きく外さないか。寄せも、マネージメントだ。奥のピンに対して、手前に残す。下りのパットを残さない。英雄的なチップより、次が簡単な場所。
練習場でドライバーばかり打つ人は、コースでこの区間が宿題になる。短いウェッジと、パターの30分。地味だが、ハンデが動く場所だ。
上手い人のラウンドを後ろから見ると、グリーン周りで急がない。歩く、見る、決める。飛ばす瞬間より、寄せる沈黙の方が、ゴルフらしい。
